週末である。長距離である。
朝、スーパーに買い物に出かけ、天気もよかったのでいつもよりも薄着ではしってみようと思った。いつもはフラッドラッシュスキンの上に山下着を着てその上にパタゴニアのソフトシェルを着て走っているのだが、後半になると山下着が汗を吸うだけで発散しなくなりそれが冷えて体が冷えるという状態になっていたので、中間の山下着をなくすことで発汗量を抑え、結果体温低下も防ぐことができるか?と考えた。
スタートすると太陽も出ていて良い気持ち。風もなくこれなら充分と思って走っていたが、北大の横を過ぎるあたりから太陽はすっかり雲に隠れてしまい、雪もちらつくようになってきた。とたんに体が冷え始めてきた。しかし距離を見るとまだノルマの半分もこなしていない。「寒い」と思うと寒くなるので考えないようにして走った。
街中は舗道も乾いているが、代わりにビル風がそれなりにある。さらに三角山も向こう側に行くと舗道はすっかり圧雪路面になった。スノーターサーで正解だった。途中どうにも寒くてセイコーマートにピットイン。店内は暖かい。パンと暖かい飲み物を購入。できうるならば店内で食べたいところだが、そんな訳にもいかず店の横で風を避けながら飲食。
小別沢への坂の辺りでは足がすっかり疲れていて登りがつらい。雪の上だと地面からの反発の力が弱いようでなかなか先に進まない。結局何度か歩いてしまうことになった。トンネルの中がまた寒い寒い。坂を下り、さらにいつものコースに合流。いつもは平気な登りもこれまた足がつらい。長距離を走っていないのですっかり足が弱ってしまったようだ。寒さに加えて足の痛さも感覚遮断してひたすた前に進むことだけを考えて走る。
30キロを目指したのだが途中でこのままだと到達しないことに気が付く。しかしそろそろ寒さが限界である。今日はこのあたりで勘弁してやることにした。次は防寒対策をきちんとしてから走ることにしよう。