2009年10月16日金曜日
平台の小説2冊&コミック
映画になるというので思わず購入。
娘を殺された父親が犯人を探し出し復讐するという話。人気作家だけありどんどん話の中に引き込まれる。犯人はかなり憎い感じでどんどん主人公に感情移入していける。現代の日本では復讐は認められていないが、主人公を応援してしまう自分と同時にそれを続けると際限なくなるというブレーキをかける自分が湧き出てくる。
時効撤廃や死刑論議さらには裁判員制度など、法律について考える機会が増えるだけに問題提起となる作品だと感じた。
裁判員制度といえば、こちらのコミックも面白い。裁判員ではないが、裁判をひたすら傍聴するというお話し。いろいろな裁判があり、さまざまな人間模様が展開される。気軽に読めるエンターテイメントでありつつ、実はすべて実話ということ。原作をマンガ化したものとのことだが、「えっ、ほんとにこんな事件あるの?」というようなお話しが続出。映像化も予定されているそうだ。
こちらは平台にあったので手に取った。
隕石が地球に衝突し人類が滅亡することが確実となった。混乱の5年間を経て落ち着きを取り戻した日本の仙台市で生活する様々な人たちの人間模様を描く。
設定としてはおもしろい。話の展開も巧妙。ただ心に響くかと言われると・・・
まあ、こういう本もあっていいのかな。こちらも手軽に読める一作
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