2009年8月3日月曜日

「アマルフィ 女神の報酬」を観た

織田裕二が力む映画は過去に裏切られたことがあるので、見ることは無いと思っていたのだが、いつも参考にしているこちらのサイトで珍しくべた褒めだったので見てみることにした。

幸い本日はメンズデー。失敗しても傷は浅い。

まずは「おっ、」と思わせる始まり。
そして誘拐、交渉、犯人に振り回されいろいろな観光地へ・・・
ああ、またご当地ものかなと思うものの、今までの日本映画にありがちな「オダサーン」ってな変な日本語を操るガイジンさんが出てこない。

現地での交渉はすべてイタリア語で通している。これはあっぱれ。

ストーリーは見ている途中でだれが犯人かはわかったものの、「ほう、こんなことが原因でこうなるか・・・」という展開は面白かった。

全体を通じてみると日本映画としてはかなり評価は高いと思われるが、世界に目を転じるともう一ひねり欲しいところだ。

それと気になったのがキャスト陣。大使館のスタッフはこれでもかという程?見慣れた顔が並び、さらに主人公を取り巻く配役陣もやはり見慣れた顔。さらにさらに主人公と電話でだけ話している役までも「えー、この人なの」っておなじみの方。

佐藤浩市さんは好きな俳優の一人だが、日本映画で「これは」と思う映画にはほとんど出ているように感じる。日本にはこの人しかいないの?

また終盤のサラブライトマンが映りすぎ、スポンサーがわかるようなものが多すぎと細かい部分を上げれば切りが無い。

主役の織田裕二も警察官、県庁職員、外交官と続く「ありえない程格好いい公務員」シリーズ第3弾ということなのか。確かに格好は良いけど国家権力をバックボーンにするというわかりやすい前提の役しか演じることができなくなっているのではないだろうか。(苦虫を噛み潰したようないつものあれである)もっと多彩な役を演じて欲しいものである。

ちなみに、すでに続編が予定されているとかいないとか・・・

0 件のコメント: