2009年8月3日月曜日

「サマーウォーズ」を観た!

メンズデーなのでハシゴである。
アニメーションであることとちょっと疲れ気味だったので、チケット買った後に「失敗したかなぁ・・・」と思っていたのだが、これはスマッシュヒット!!

こちらの批評ではそこそこの点であったが、自分の評価ではこちらの方が高得点である。

舞台は近未来の日本、いまではすっかり話題に上らない「セカンドライフ」が世界的に普及し、全世界で10億人以上がアカウントをとり商業はもちろん公共、警察、消防、軍事までもがすべて乗っかっているネット世界と現実世界のギャップを楽しみつつも、主人公のふとした行動によりネット世界が現実世界を侵食していく。

最初は近所のトラブル程度だったものが次第に社会、国家を巻き込む事態に進展。

それをネット世界とはほとんど無縁のゴッドファーザーならぬ「ゴッドマザー」とも思える武田家家臣の末裔であるおばあちゃんがローカルネットワークを駆使し、その家族がコネと根性を総動員して事件を解決するというお話しである。

アニメ特有の破天荒な展開をぎりぎりまで抑え現実感を出し、一方でスピーディーな展開や感動的な場面をうまく配置、さらにいろいろな伏線を最後にこれでもかと出してきつつもそれがとても心地よく楽しめる。

地球を、とまではいかないがひょっとすると国が滅びるかもというこの危機感はナウシカ、マトリックス、もののけ姫に通じる、いやいや超えるかもしれないドキドキ感。舞台が近未来、さらにネット上でアバターが大活躍するという展開は外国人でも楽しめるはず。(だからワーナー配給?)

なにより展開が明るい!こんな時に飯食ってる場合と言いたくなるもこれが日本の武士の心意気ということか。

純粋な子ども向けというよりは、もう少し社会のことがわかり始めた若者からネット無しでは生活できなくなりつつある大人たちも含めて2時間たっぷり楽しめる作品である。「やっぱネットよりもリアルな人間関係が大事だよ!」とエールを送っているようにも感じた。

来るか花札ブーム!?

ちなみにアマルフィはフジテレビ、サマーウォーズは日テレ。軍配は日テレにあり。

ただボルトも気になる。これは子どもと一緒かな・・・

0 件のコメント: