2008年6月17日火曜日

脅かされた水の安全 ~水道民営化の波紋~

BS世界のドキュメンタリー
シリーズ水
脅かされた水の安全 ~水道民営化の波紋~
kern TV (ドイツ2005)

キール市の公共事業民営化後の現況

民営化による問題点を紹介
 施設修繕よりも漏水コストが低いことで修繕を行わない
 人件費を削減するため事業関連の雇用の削減
 料金値上げ

テムズウォーターとロンドンの状況
 水質悪化
 下水事業では水処理を行わず河川にそのまま放流
 施設回収よりも罰金支払いの方がコストが低いというのがその理由

ハンブルグ水道の行う地下水保護の取り組み
 ドイツでは河川ではなく地下水から取水、ろ過段階でも薬品は使用しない
 地下水保護のため、農地の化学肥料や農薬使用をモニター
 民営化されることで、これまでの水質維持が困難になるとの懸念
 市民活動により売却は行わないこととなったが、経営は民営化されることになった

(感想)
水質の維持、生活環境の保全、地元の雇用の確保を
民営化して維持できるかどうかを民営化するにあたっては考慮する必要あり。
また民営化、売却する場合でも明確に契約で規定を設け
違反された場合は対抗できる規定を設けるべき。

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